米国10代3人に1人が背部痛

米国では10代の若者3人に1人が背中から腰に掛けて痛みを訴えた経験があることが、米ニューヨークの病院特別外科(HSS)のピーター・ファブリカント氏らが行った研究で明らかになった。研究結果の詳細は、米国整形外科学会(3月)で発表される。米国立衛生研究所(NIH)の推計では、米国成人の約80%が、ある時期に背部痛に苦しむとされる。今回10歳から18歳の若者を対象に背部痛の実態を全国調査したのは初めてだという。
背部痛を訴える若者の約半数が夕方に痛みを経験したと報告し、15%は痛みが原因で睡眠が妨げられたと報告していた。参加者全体の41%が背部痛の治療を求めており、治療を受けた505人のうち、44%が理学療法、34.1%がカイロプラクティックを、33.9%がマッサージ療法を受けていた。子供たちの有病率は、年々上昇しているとのこと。