第11回学術大会の報告 (2020年)

2020年11月3日(祭)、東京都新橋5丁目15-5の交通ビル会議室にて第11回学術大会を開催した。JAC正会員は参加費6千円。大会長は高柳師門氏、「カイロプラクターに必要なヘルスリテラシー」がテーマ。コロナ禍のため、芝浦工業大学、芝浦キャンパスを中止して大会を2日間から1日に短縮、場所を変更して密にならないようにオンライン配信での同時開催を行った。基調講演では、感染症の専門家である小林寅喆(インテツ)教授が「新型コロナウイルス感染症、その病態と予防への正しい知識」と題して講演。日々テレビ出演しており、馴染みの顔であり、まさに時の人と言える。感染症を恐れず、しかし気を緩めずの基本を示し、手を洗うことの重要性を説いた。河合智則氏が、スポーツカイロの専門家として、「患者の価値を追求するカイロプラクターの役割」を話して、臨床の自己体験と共有する科学研究を混同しないように説明をした。厚生労働省医政局医事課から川本武志氏が「法律による規制及び新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止について」の講演をおこなった。

5題の研究発表中、新型コロナウイルス感染症に関した二題のアンケート調査があった。