WFC事務局長来日

 WFC事務総長のリチャード・ブラウン氏が日本政府観光局の計らいで3月に来日した。今回は2016年に続き二回目の来日で一週間の滞在期間中に、四つの来日目的をすべて順調にこなした。
一つ目は、2021年のWFC世界大会の東京を開催候補地として決定前に都内のホテルを数か所視察し、調査を行ったこと。ホテルの宿泊施設、大会会場の施設、パーティ会場などが海外からの参加者を満足できるかが基準となった。

 

 二つ目は、来日を機に93か国が加盟するWFCとして、政治活動を試みることだった。遠山清彦衆議院議員(JCR理事長)立会いの下で厚生労働省幹部と法制化に関する意見交換を行い、WFCのスタンス、法制化への協力姿勢などを説明し、遠山議員からも厚労省に対して前向きな補足説明がなされた。またタイミングよくランセット研究報告が入り、腰痛に対する現代医療の限界とカイロプラクティックの有効性を印象付けることにもなった。

 

 三つ目は2020年の東京オリンピック、パラリンピックを見据え、橋本聖子参議院議員との間で話し合いを持つことができた。リチャード氏自身がロンドン、リオオリンピックにも関与した経験談から、選手村内で国際オリンピック委員会(IOC)がカイロをポリ・クリニック(選手村の医療)に取り入れた経緯についても説明した。

 そして四つ目に東京カレッジオブカイロプラクティックの20期生卒業式に来賓として出席、WFCを代表して卒業生に祝辞と励ましの言葉を述べた。